カードの状態レベル
カードの状態は色々なレベルで表現されることがあります。とあるカードショップの表記では【状態S】⇒【状態A】⇒【状態A-】⇒【状態B】⇒【状態C】⇒【状態D】の順に表記がされていました。その他にもカード鑑定のPSAでは数字の10段階で表記してあったり、【美品】【傷や痛みのあり】などの表記があるという場合もあります。
ネットショップでの販売では実際に商品を見ることができないので、状態についての詳しい解説が書かれているショップもあります。
コレクターレベル
店舗での表記は【Sランク品】や【美品】となっているくらいのレベルとなります。また、自分自身で開封したパックから排出したカードで初期傷も限りなく無いものになります。コレクターレベルのカードは文字通りコレクション目的に非常に適しています。表面や裏面に擦れや傷もなく、特に傷みやすい枠部分や角の部分のカケもないような状態になります。カードの価格も通常レベルより高額での価格となる事もあります。
また、古い～古めのカードでのコレクターレベルは非常に価値があがります。
パックが絶版になっている場合には今現状で世の中に出回っている分しか存在しないという事になるからです。
特に人気のカードが時が経ち美品のままで保管されているととんでもない価値になる事もあります。ポケモンカードに限らず高額になる場合もあり、一般のニュースでも取り上げられていることを見たことがあります。1枚で中古の家なら買えてしまう位の価格になっていましたが、ごくまれなケースですね。
通常レベル
カードショップなどで販売されている一般的な状態のカードになります。プレイで使うのも問題なく、保管用としても問題のないレベルになります。一般的なプレーヤーや集めている方はこの状態のカードを買う事が多いと思われます。人気カードや高額カード以外のカードは通常レベル状態でも【美品クラス】が含まれていることも多いので、探してみると良いのではないでしょうか。
価格帯も通常レベルの状態が基準になっており、傷・痛みがあれば価格が下がり、人気カードはさらに厳しい状態査定で価格が上がるということになります。
プレイドレベル
カードゲームでは使っても問題ないですけど、コレクションには完全に不向きですよという状態レベルです。ひどい傷や折れが無ければスリーブに入れてのプレイは特に問題なく行えますので、ゲームで使えれば良いというカードの状態の物です。カードの縁や表面などに傷やスレ、くすみ、小さな凹みなどがある状態で程度はそれぞれです。場合によってはプレイ用なのに傷が多いなぁと感じることはあるかもしれませんが、あくまでもプレイ用として使えるかという事で考えられているのでプレイドレベルという状態は非常に幅が広いと思われます。
コレクションとはまた別にデッキ用のカードとして購入したいという方やゲームのプレイしかしないので状態は特に気にしないという方には通常の価格よりも安く設定されていることが多いためお買い得となります。ショーケースの中で割引されているカードやストレージで1枚〇〇円と売られているカードが該当するかと思います。
プレイドレベル以下
カードの縁や表面などに傷やスレ、くすみ、小さな凹み、それ以上に折れ、水濡れ、汚れ、破れがある状態となります。 カードショップではまず売られているような状態では無いですね。ストレージコーナーの扱いが悪くたまに折れてしまっているカードは見かけますが、お客側の問題であることが多いと思われます。
状態によって買取の価格にも影響が出てきます
不要なカードはカードショップで買取やフリマサイトで販売をしている方も多いとは思いますが、状態によって査定が大きく違ってきます。
美品はもちろん満額査定で傷のひどいものは買取不可にも成りえます。
カードの状態については人によって感じ方が異なります
ある程度の分類で状態の説明をしましたが、カードの状態の感じ方やとらえ方は個々人それぞれによって大きく異なるという事があります。カードゲームを販売・買取をしている店舗ごとにも違うでしょうし、コレクターとプレーヤーなどの立場の違いでも感じ方は違ってくることでしょう。この感じ方が不満感やトラブルにまで発展するという嫌な事ににもつながってしまう事でもあるという事は忘れないようにしておきたい事となります。
よく見かけるトラブル
- 美品と認識し買取を申し込んだが傷有り査定、違う店舗では美品と査定。最初の店舗の基準か目利きが悪いかは分からないが、最初の店舗で買取をお願いしていたら損をしていた可能性もあった。
- ネット販売での状態表記を見て購入したが、思っていた以上に状態が悪かった。
- フリマサイトで状態を納得して購入していただいたはずなのに、後から悪い評価をされる。
自分も遭遇したことはあります。後から「思っていたより傷が多かった」と評価をつけられたこともあり嫌な思いをしたこともあります。トラブルに遭遇しない為にも・・・
自分の眼で確認できる方法で購入する！
購入も買取も数店舗に行って確認してみる！
世の中の多くの事と同じで基準が曖昧なので色々な意見や考え方から照らし合わせて決定するとトラブルなどは少なくなると思います。
まとめ
今回はカードの状態について書いていきました。状態の感じ方に誰しもが納得できるものが少ないということがあります。カード鑑定もありますが、それでも納得できない方もいることでしょう。
その他の古物も同じであると思いますが、しっかりと自分の眼で確認し、手に取って細部まで見て納得できる物、今自分の必要としている物を選ぶ眼が必要なのではないでしょうか。
共にカードも含め物を大切に使用することも合わせて再確認しておきたいです。道端にカードが捨てられている事をたまに見かけます。きっと、欲しいカードが出なかったんでしょうね・・・。いらないカードで値段もつかないからといって無駄にしてしまうことは良くない事です。
きれいに扱えば、自分はいらなくても他の誰かには必要な物として再利用されることも多いと思います。「捨てればゴミだが使えば資源」なんてどこかで聞いたことの有るような標語ですよね。
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